LS-XHLをsqueezeにアップデートしました
2011/2/6にDebian6.0(Squeeze)がリリースされたので、自宅で小型ARMサーバとして運用しているLinkStation(LS-XHL)をアップグレードしてみました。
OSアップグレードの際の諸注意
LS-XHLのようなネットワーク経由(ssh)でしかログインできない環境だと、openvpnなどのアップデートに失敗すると(tun/tapやbrデバイスが無効になってしまう)ネットワークが不通になりログインできなくなります。最初に/etc/network/interfacesの編集をして仮想NIC等を使わないようにしてからアップデートした方が良いです(この設定を行わないでアップグレードしまったので電源OFFにしてHDDを直接編集する羽目になりました)。アップグレード後の再設定時にも、手動で正しく設定できることを確認できてから/etc/network/interfacesを再設定して、起動時に有効になるようにしましょう(この確認を行わないで再設定してしまったので(ry)。
アップグレードの大まかな手順
最初にlennyからsqueezeに変更します
% sudo vi /etc/apt/sources.list #deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ lenny main non-free contrib #deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ lenny main non-free contrib #deb http://security.debian.org/ lenny/updates main non-free contrib #deb-src http://security.debian.org/ lenny/updates main non-free contrib deb http://ftp1.debian.or.jp/pub/Linux/debian/ squeeze main non-free contrib deb-src http://ftp1.debian.or.jp/pub/Linux/debian/ squeeze main non-free contrib deb http://security.debian.org/ squeeze/updates main non-free contrib deb-src http://security.debian.org/ squeeze/updates main non-free contrib
なんとなく速そうなWIDEのミラーサーバ(ftp1.debian.or.jp)にしてみました。
次にパッケージ情報のアップデートの実行
% sudo aptitude update
次にいよいよアップグレード(lenny→squeeze)の実行
% sudo aptitude dist-upgrade
順調に行けば一発でアップグレードが成功するはずですが、途中で失敗した場合は諦めず何回か実行してみましょう(ぁ、パッケージのダウンロードとインストールが成功すると↓のコマンドでsqueezeになった事を確認できます。
% lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Debian Description: Debian GNU/Linux 6.0 (squeeze) Release: 6.0 Codename: squeeze
ここまできたら一端再起動しときます。
% sudo reboot
アップグレード後は依存パッケージが大分変わってると思うので不要なパッケージを全て削除しておきます。
% sudo aptitude autoclean
最後に念のため更新パッケージの確認とインストール
sudo aptitude upgrade
全てのパッケージが更新された事を確認した後、再起動して完了。大まかな流れはこんな感じでした。
また、アップグレード作業の途中で幾つかのパッケージのアップデート(私の場合はhalデーモンとかmediatombとか)が出来なくなったりしましたが
sudo aptitude reinstall xxxx
とパッケージの再インストールしたり
sudo aptitude autoremove xxxx (パッケージ削除) sudo reboot (再起動) sudo aptitude install xxxx (パッケージインストール)
とパッケージを削除してから再起動後にインストールする等で解決できました。