携帯(スマートフォン)を落としました、その3(事後編)
「携帯を落としましたよ事件」の第三回エントリーです。今回は「落とした後にする事」について話します。
※飯田橋の遺失物センターの写真です
3章:落とした後にする事のまとめ、事後編
どんなに落とさないように対策しても絶対に落とさないとは言い切れません。もし落としたとしてもパニックにならず、重要度の高い事項から手続きをする必要があります。というわけでこの章では携帯を落とした後にすべき事項をまとめてみました。
おサイフケータイ機能を止める
私の落としたケータイにはこの機能が付いてなかったんですが、最近のスマートフォンでは付いてるモノも多いと思います。その場合、落とした後に悪用される可能性があるので止めておきましょう。
古めの記事ですが、ここで書かれてる「ICカードロック」は早めにやっといた方が良いと思われます。
紛失した携帯の電話番号に電話を掛けてみる
ひょっとしたら拾った人に繋がって返してもらえる、というパターンもあるかもしれないので一応掛けてみましょう。ただ駅などの係員に拾われた場合、拾われた時点で電源を落とされる事もあるみたいなので、1〜2時間程度かけてみて反応がなければ、それ以降で出てもらえる可能性は低いです。
回線のロックをする
(前エントリーのPINロックを掛けていない場合)別の白ROM端末にUSIMを刺しなおして電話される可能性があります。翌月、知らない高額請求番号に電話されてる可能性もありますので出来るだけ早めにロックはしましょう。ロックをする場合は各キャリアの窓口、もしくは電話受付でやってもらうのが一番簡単で早いです。
- NTTドコモ :0120-524-360
- KDDI(au) :0077-7-111
- ソフトバンクモバイル:0800-919-0157
- ウィルコム :0120-921-156
- ※ソフトバンクの場合はMySoftbankのページからロック設定/解除をすることもできました
一度ロックした後に携帯が見付かった場合でもロック解除は簡単にできます。ロックをした時点で「紛失携帯への電話」、「3G回線を介したGPSプロット情報の取得」が出来なくなってしまいますが仕方ないですね。ロック中でも携帯の電源がついてれば、基地局の3点測量の位置探索サービスは受けられるはずなのでサポセンに問い合わせてみてください。
あとAndroidならメインで使ってるGmailアカウントのパスワード、(これはiPhoneでも同じですが)メーラで使ってる各PCメールのパスワードもココで変更しておきましょう。
遺失物届けを出す
携帯の場合、遺失届けを出さなくても届け出があれば最終的に使用者の元に返ってくる仕組みになっています。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kouhoushi/no4/welcome/welcome.htm
- 届け出(警察署に届けられる) → 調査(警察署から各キャリアに調査を依頼する) → 連絡(各キャリアから利用者に手紙で連絡をする) → 受領(警察所に受け取りに行く)
※ここまでの流れで遺失物届けとの照会はしていません
しかし各所に遺失物届けを出しておいた方が発見する確率が上がり、発見までの期間が短くなったりするので、遺失物届けは出しておいた方が良いでしょう。
まず落とした交通機関、施設で届け出が無かったか確認しましょう。
http://ameblo.jp/rikanaya/day-20110314.html
- 代表的な交通機関の遺失物問い合わせ先
ここに書かれているのは各交通機関の代表窓口になるので発見が難しいと思います。落とした場所が明確ならその駅の係員などに聞きましょう。(例:上野駅ホームなら上野駅の落し物窓口、XX線車内なら終点駅の窓口)
※JR内で落とした場合、遅くても3日位で中央サーバのDBに登録されるので(050-2016-1601)の電話番号に問い合わせれば照会してもらえます。
路上で落とした場合は、最寄の警察署、派出所で遺失届けを出しておきましょう。(路線内で紛失したときも最寄の警察署で出すのを忘れずに、)
落とした場所が明確でない場合、GPS/基地局の位置情報を見てみる
もしも携帯の電源が付いていてどこかに届けられていれば、この情報を元に問い合わせ先を限定させることが出来ます。ある程度の位置が判るようなら、その位置周辺で届け出のありそうな場所に電話をしてみましょう。気休め程度なので、電源が切られてる等で駄目そうだったら諦めましょう。
新しい携帯の入手
それでも見付からないようなら、新しい携帯を用意することも視野に入れましょう。その場合各キャリアのサポセンでUSIMカードの再発行をしてもらい、別の白ROM端末に刺せば前と同じ番号、同じメアドを使う事ができます。USIMの再発行をした時点で前の(紛失携帯に刺さってる)USIMは完全に使えなくなりますが、USIMの製造番号から前に使用してた電話番号を割り出す事は出来るので、警察での持ち主特定が困難になるという事にはなりません。
祈る
もうここまでやれば何もする事は無いでしょう。後は必ず出てくれるだろうと祈りましょう。
終章:終わってみて
今回、人生で初めて携帯を落としてしまったので、かなり焦ってしまいました。二度と落とさないために(落としたとしてもダメージを抑えるために)色々考えてみましたが、まとめると↓のような感じになるのでしょうか。
携帯(スマートフォン)を無くさないための対処
- ストラップをつけて(出来れば首から下げれるようなやつ)常に肌身から離さないようにしましょう。
- データは常にバックアップする、落とした場合最悪見付からなくても悪用されないように注意する。
- 酒を飲みすぎない。これに尽きますね。みなさんも気をつけてください。。
おしまい。みなさんも携帯の紛失には気をつけてください。ココまで見てくれてありがとうございました。