楽天カンファレンス2009に参加してきた

誰かさんのブログを見習って僕もITイベントレポを書いてみますか
参加したのは「楽天カンファレンス2009」
http://tech.rakuten.co.jp/rtc2009/

メモ内容を全部書くのはキツイので、各セッションで聞いた話の(僕が重要(面白そう)と感じた)ポイントだけ。もっと詳細なログが見たいなら/ジャングルの様子とかを知りたいなら、Twitterクラスタ#rtc2009を追ったほうが良いと思います。会場でも結構Twitterやってる人いましたし。

ぱっとみた感じ

WEBで申し込んだ参加エントリ数は670くらいあるらしく、2〜3割の人が就活学生でした。

内容

13:00〜基調講演(楽天の全体的な業務紹介):三木谷社長

最初の楽天市場での特徴は、店舗経営者にECサイトの編集権を与えました
→B2B2Cでやってます。
店舗数3万店(楽天HPのTopでは7万だけどメモミスしたかな)、商品数4千万、
広告は7兆円(内ネットは176兆円)、小売は176兆円(内ネットは2.5兆円)という市場です。
楽天の全てのサービスは「楽天スーパーDB」という基盤システムで成り立ってます。

13:40〜社外勉強会について:よしおかさん

3回目となる今回のカンファレンスの特徴は「開発者を元気にする」がテーマということ
社外勉強会の意義について
→技術の交換とか、モチベーションアップとか、企業アピールとか
→情報流出のリスクよりも、↑のようなメリットが勝れば開催価値はある
→それら活動のゴールは楽天のエンジニアの意識を変える事
その一環で「カーネル読書会」の紹介(よしおかさんの代名詞じゃないか
→前回で100回超えました、Linusも来ました
社外公開/勉強会で扱うものは基盤技術に関しての話
→例えば数千台サーバの冗長化技術など
 →「楽天市場」など具体的なサービスはオープンにならない


ここからはA会場とB会場に分れるようで、とりあえずセッション名を見て何となくBの方に行ってみました

14:00〜列指向DBについて:太田さん

データウェアハウスのような大量の行が必要になるときに有効なDBMS
いろいろな圧縮(null suppression、Dictionary Encoding、
 Run-length Encoding、Bit-vector Encodingとか)
圧縮しながらの操作(Join Max Minとか)もできる
OSSなのも含めて現在世に広まってるDBMSの紹介→Wikipediaへリンク

14:30〜ROMA(KVSのRuby実装)紹介:西澤さん

楽天の「紹介したページ履歴」の保存に導入されてる
→ストレージ対応や、リスト操作対応などの特徴があります
Rubyのまつもとさん(楽天フェロー)もゲスト出演してました
まつもとさんのコメントとか笑える点とかもあってかなり盛り上がってました
セッション中にgit pushで公開を宣言→ココ

15:00〜ConView(こんぶ)の紹介:福田さん

MVCのMをネットワーク上に置いて同時に多数のMを呼び出せる
→多数のMにすることでMを細分化できる
JavaScript/iFrameは使いたくない
→JSを知ってないとデザインできないとかになるし
 →サーバサイドマッシュアップが良い
Apache+Python+Thrift(クロス言語RPCフレームワーク)で動作する

おしまい

予定があったんで僕が参加したのはここまで。1人では片方の会場しかみれないので2人以上で行くと聞き逃さなくて済むかもしれません。A会場の方は割りと粛々と発表してて、B会場の方はアンフォーマルな感じだった気がします(研究的な話もこっちが多かったのかな?)。来年開催されたらまた行ってみたいです。